「関根くんの恋」のあらすじとネタバレです。
感想も載せてあります。
[AD1]
「関根くんの恋」あらすじとネタバレ
昔から成績優秀でスポーツ万能、そしてイケメンという関根圭一郎。
他人から見れば、とても恵まれた人。
しかし、この関根は、鈍感で器用貧乏、そして受け身体質という残念男だった。
夢中になれるものも特になく、いつも誰かの言葉に流されてきた。
そんな自分を、つまらない人間だと改めて実感した関根。
変わりたいという気持ちを抱いた関根は、雑誌に紹介されていた手芸を始めてみることに。
そして関根は、手始めに小さな街の手芸屋へと向かう。
そこにいたのは、手品が得意な手芸屋の店主。
しかも関根は、手芸屋に来たはずが、なぜか手品を教わることになる。
そして、店主の孫娘・如月サラとの出会い。
最初は、サラに苦手意識を持っていたはずが、なぜか気になるように。
女性にすり寄られることはあっても、自分から恋をしたのは初めてという関根。
しかも、関根は元来の受け身体質の残念男。
空回って擦れ違っては、悩み涙する状況に。
更には、何かと関根にライバル心を燃やす堂島。
堂島とサラが仲良さそうにしている場面に出くわし、モヤモヤする関根。
おかげで、自分の不甲斐なさにへこんでは、情緒不安定に。
果たして、擦れ違ってばかりのサラとの恋は実るのか――。
詳しい内容は、ぜひ本編をチェックしてみてください。
[AD2]
「関根くんの恋」を読んだ感想
容姿端麗、仕事もできてスポーツ万能の関根くん。
男女ともに人気も高く、何かを始めれば、特別な努力もなくできてしまう高スペックな男性。
しかし、その中身は残念そのもの。
頼まれると断ることができない受け身体質で、なぜか女性に襲われる機会の多い人。
そればかりか、自分の心も持て余すほどの情緒不安定さ。
何より、不機嫌な顔しか見たことないという周りとは反対に、関根くんは一人でよく泣く。
だからといって、ウジウジ悩んでばかりではないので、なぜか放っておけなくなります。
一生懸命に頑張っているのだけれど、どうしても空回ってしまう不憫さが哀れになるほど。
そんな関根くんの恋のお相手となるサラちゃんは、とても普通の女の子。
考え方も常識的で、ハイスペックな関根くんと自分は、住む世界の違う人だと思っています。
しかし、関根くんに対して、どんな形であれ幸せになって欲しいと思う優しい子。
明るくて優しい、ごく普通にいる可愛い女の子なのです。
しかし、関根くんに関わってしまったからには普通ではいられません。
関根くんのぶっ飛んだ思考や、巻き込まれ体質のおかげで、更に巻き込まれてしまうのです。
おかげで、何かと擦れ違っては、面白いほどにどんどん擦れ違ってしまいます。
それでも、できれば両想いになって、幸せになってくれと応援したくなる2人。
ハイスペックな見た目とは裏腹に、愉快なほど残念な関根くん。
そんな関根くんの幸せを願う優しいサラちゃん。
他にも堂島さんや紺野くんの奥さんである数音先輩など。
個性豊かな登場人物が、物語を彩ります。
読み始めたら、きっと関根くんの恋の結末を見守りたくなってしまう作品。
まとめ
河内遙先生の「関根くんの恋」は、シリーズ全5巻です。
高スペックなのに、とても残念な関根くん。
そんな関根くんが恋をしたのは、手芸屋の店主の孫娘サラ。
これは、イケメンなモテ男が、素朴な女の子に恋をするお話。
けれど、そんな簡単な話じゃ終われないのは、関根くんの残念さにあるでしょう。
最初から最後までドキドキしたり切なさを感じたり、目が離せない作品です。
[AD1]