「教授と甘美なラブレッスン」のネタバレです。
感想も載せてあります。
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「教授と甘美なラブレッスン」のあらすじ
家庭の事情で進学できず、大学で清掃員をしている葵。
憧れの高柳教授から講義を聴く機会を与えられ喜ぶ葵だったが・・・?
ほか3作を収録。
ネタバレ
「献愛~教授と私の99日~」
家庭の事情で進学できず、大学の清掃員をしている葵。
お金を貯めて受験していつか教えを請けたいと思っていた高柳教授から、努力を認められ、3ヶ月間講義を聴けるように配慮される。
喜ぶ葵は、ますます勉学に励み、高柳教授から一目置かれるようになる。
しかし、高柳教授には、「5年前、奥さんを殺した」という噂が付きまとっていた。
そんな時、研究室で突然高柳教授に迫られた葵は・・・?
「乙女色Honey」
大学構内で、女子に襲われている長門アキラを助けた、男勝りの富井はるか。
アキラは、端正な顔立ちに綺麗な肌と瞳、柔らかい物腰に魅惑の微笑みで、女より華のある、「オトメン」で名高かった。
相談に乗ってほしいというアキラとはるかは気が合い、次第に一緒にいるようになる。
しかし、女らしくないことで失恋した経験のあるはるかは、自分はアキラに似合わないと思っていた。
そんな中、アキラを襲った女子生徒はまだアキラを諦めていなかった・・・。
「ひよこTRAINER」
外資系一流企業の秘書課に入社したばかりの玉川ひよこは、氷川涼先輩に鬼のようにしごかれていた。
氷川先輩は仕事も容姿も一線越えたデキる男。
しかし、ひよこは得意の外国語スキルを活かすこともできず、怒られてばかりの毎日に不満たらたら。
そんなある日、重要な取引先のA社の奥様が来社。
英語しか分からない奥様の相手を任され、張りきるひよこだったが、仕事はお茶汲み。
お茶汲みなんて誰でもできると憤慨するものの、粗相をしてしまい、奥様は怒って帰ってしまった。
大変なことをしてくれた、と上司に責められるも、以外にも氷川先輩がかばってくれて・・・。
「夏だし♥恋だし」
大木ほのかは、この夏も叔母の経営するカフェにバイトにやってきた。
というのも、その近くの海であった花火会場で一目ぼれしたのだ。
その彼は、奇しくも同じ高校の先輩だった。
学校では接点もチャンスもなく、今年こそ同じ海で先輩と花火を見ることを夢見ていた。
ある日、バイト先のカフェに先輩が友達と一緒に現れ、しかもほのかのことを知っていた。
さらに、叔母の計らいで、金づちのほのかに先輩が泳ぎを教えてくれることに。
ほのかは、泳げるようになったら一緒に花火を見てほしい、と先輩にお願いするのだが・・・。
⇒BookLive!コミックの無料試し読みへ感想について
表紙の絵があまりにも綺麗なので気になっていました。
しかし、表紙と同じ絵は、最初の1作だけです。
後は7~8年前のものなので、ここまでのクオリティにはまだ達していません。
しかし20年も漫画家やっても、ここまで綺麗な絵になるのは、ちょっと稀だと思います。
そして、表紙でも分かりますが、着てる服がオシャレです。
絵が上手くても本人にセンスがないと、こういうのは書けないと思いますが、そこまで抜かりないです。
正直ここまで絵が上手いと、内容も重厚なほうが引き立つのではないかと思いますが、これはこれで堪能できます。
薄い内容で、真剣な顔をすると、それが上手いだけに却って滑稽に見えるかも、とは思いました。
あとは、作者の好みと自分の好みが一致すると、問題なく読めるのでは。
あとがきによると、作者の男性キャラの好みは「高スペックなヘタレ」が好みだそうです。
みんな高スペックではありました。
ヘタレに該当するのは一人だけだったような気がします。
何にしても、顔は皆良かったので、満足できました。
レビュー評
少女漫画の醍醐味は、ご都合主義というか、そんなバカな!というほど都合よく話が展開するところかなと思います。
冷静になってみれば、ありえない!と思うような進み方なのですが、むしろ冷静になって読んではいけないのでは?
清掃員が聴講生になったりするのだろうか、とか、うちの大学には主事先生みたいな立場の人もそんな熱心な教育者もぜんぜんいなかった!
とかいろいろ突っ込み始めたらキリがないのです。
ライバルとか敵に当たる存在(そんなたいしたものではないのですが)もいちいち詰めが甘い。
まあしかし、なんでそんな詰めが甘いかと言ったら、ハッピーエンドになることが決まってるからですね。
それはつまり、安心して読めるということでもあります。
おまけに、これはTLなので、お約束の濡れ場が必ず登場します。
むしろそこに向かっているのが目的と言えます。
その点、この作者は基本的に絵がうまいので、満足できるのではないでしょうか。
絵が下手だと何をしてるか分からなかったり、興ざめしてしまったりするので。
ちょっとボカシすぎて分かりづらいかな、と感じる部分はありましたが。
まとめ
とにかく絵が超絶綺麗です。
画面が白いっていうところがほとんどなく、目が痛いほどです。
ここまで上手いと何書いても楽しいだろうなと羨ましくなります。
まあ、私は絵は書けませんが。
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