「姥捨て〜介護地獄〜(漫画)」3話のネタバレと結末についてです。
ネタバレ全開なので注意してくださいね。
無料試し読みは、対応端末のリンク先で検索すると読めます。⇒BookLive!コミックの無料試し読みへ
目次
「姥捨て〜介護地獄〜(漫画)」3話:遺言のネタバレ
今回の主役の知子は前の2話で出てきた知子とは別の人。結婚しておらず独身。
そして、脳梗塞で倒れ左半身が麻痺した実母と同居中でした。
さて、今日もいつも通りの家事を行っていたら、姉の美子が襲来。金をよこせとやってきます。
金をせびりに来た美子は結婚しており、知子に看病を押し付けていたのでした。
知子には美子を含め、もう1人の姉の恵子がいます。
知子は2人の姉が昔から好きではありませんでした。
そして、決定的になったのが父が倒れて亡くなった時。
2人の姉は介護を知子と母に任せっきりだったのに、図々しくも遺産をもらいにきたのです。
ですが、そこで待ったが掛かりました。
実は、父は弁護士の伝手を使い遺言書を作成。その内容は妻と知子のため。
2人の姉には全ての家の預貯金の1/4しか与えられないことが記してあったのです。
もちろん、2人の姉は激怒。母がたしなめる傍らで、知子はこういうのです。
「私は遺産はいらないわ」
その発言に食ってっかかる恵子ですが、美子に窘められて落ち着きます。
もちろん、この時に考えているのは悪いこと。
母は丈夫じゃないし、いずれは自分たちが遺産を貰おう。そのためには、今は多いほうがいいよね、と。
こうして、2人の姉は結託することを決めたのでした。
⇒BookLive「姥捨て〜介護地獄〜」を読む(スマホ・PC共通)
その後の母は常に寝たきりが多くなり、知子の介護はより過酷に
同居を続け介護をし続けますが、やはり厳しくなっていきます。
家を出ていった姉たちはというと、頭金が欲しいから援助をしてくれ。
子供が私立に入るから入学金の援助を。などと言いつつ、何かと金をたかりに来ていました。
そして、我が子であり、孫のためを考えて実母は貯金を切り崩していくのです。
自分の状況も鑑みて、母は自分から施設に入るというのですが・・・。
もちろん、これは姉たち2人が大反対。知子が面倒を看ればいいの一点張り。
裏には施設のお金が勿体無い!という思惑もありますけれどね。
仕方ないから知子は自分がやることを飲み、デイサービスを提案しますが姉たちは拒否。
こうしてヘルパーもデイサービスも使えない中、仕事に介護にと忙しい日々を過ごす知子。
やはり、恐れていた事が起こります。突如、仕事場で倒れてしまったのでした。
さらに、最近の介護疲れから仕事の効率が落ち、なんと人員整理の対象になってしまっていたのです。
リストラされてしまった知子は姉を集めて相談するも、姉たち2人は丁度いいと言うだけ。
それからも、知子は母の介護をしばらく続けることになるのでした。
⇒BookLive!コミックの無料試し読みへ知子の6年に及ぶ介護が終わる時
ようやく介護が終わる時がやってきました。母が旅立ったのです。
そして、姉たち2人は好機と見てやってきました。
2人の姉はそれぞれ遺言書を出し合い、バカのひとつ覚えのように骨肉の争いを繰り広げます。
しかし、ここでやってくるのが父と母が世話になっていた弁護士さん。
やはり、母はよく分かっていたようで、全ての遺産は知子に相続させる、という内容を残していたのです。
それでも諦めの悪い姉たちは「遺留分」を求めて、弁護士さんに食い下がりました。
こんなことは弁護士さんも分かっていたようで、遺留分の説明を一からし始めます。
結論としては、生前贈与になる金額を姉たち2人は貰っていることが判明。
失意に暮れる姉たちでしたが、諦めが悪く連日連夜、知子のスマホに相続破棄の電話をひっきりなしに掛けてきます。
それでも諦めきれないのか、遂には弁護士の下にまで。
弁護士は今後の事を考えると、今印象を悪くするのは得策ではない。
いつか知子さんが倒れた時に、次に相続できるのは、あなたたちですよ。
というように丸め込んだのでした。
⇒BookLive!コミックの無料試し読みへその後の知子は・・・?
実は母の遺言状は知っていたのでした。理由は、姉たちが母に遺言書を書かせたからです。
利を得ようとして墓穴を掘った形ですね。母は知子の事を案じていたのでした。
2人の姉に押し付けられ、不自由な自分のために全てを捧げてくれていた末っ子のことを。
「せめて遺産くらいは自分のために使ってね・・・」
母の重い気遣いを胸に、知子は残された自分の人生を歩もうとしていたのでした。
⇒BookLive!コミックの無料試し読みへ感想や結末について
作品中、最もスッキリする終わり方かな?
というような感想を懐きました。
死ぬのであれば、元気にピンピンとして逝きたいですが、それもけっこう大変らしいですよ。
事件性が無いかとか調べられるらしく、翌日まで掛かるのだとか。
心臓発作で死んだりしたら、鑑定とかが必要になるらしいので大変です。
病院で突如ポックリと逝く分には、問題ないらしいですけれどね。
私はまだ子供などはいませんが、いずれはいるであろう、と思っています。
その時に、自分の子供たちがこの「遺言」に出てくる姉たちのようになっていたら、嫌だなーって感じました。
こんな風には育って欲しくないですね。
別に介護もしなくていいですが、人の金に集るなって言いたいです。
姉2人はいい気味でしたね、本当に。
まとめ
介護の話を読んだり、見たりする度に自分の事に置き換えて考えさせられます。
いつか、自分にもやってくる、と。
まだまだ先ですが、子供や親戚には恨まれないように生きようと思います(笑)
無料試し読みは、対応端末のリンク先で検索すると読めます。
⇒BookLive!コミックの無料試し読みへ
1話と2話はそれぞれ別でまとめてあります。まだ知らない人は、覗いてみて下さい。
⇒「姥捨て〜介護地獄〜」良子の結末までの詳しいネタバレと感想!へ
コメントを残す