「これは恋のはなし」4巻のネタバレと感想です。
かなり深くまで書いていますので、注意してくださいね。
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目次
「これは恋のはなし」4巻の詳しいネタバレ
誕生日を迎えた真一は身なりを整えて外出していきました。
少女漫画によくある元カノ関連か、と思いきや実はいとこの絵美子と会うだけ。
ただ、真一は絵美子の変わり果てた姿に心を痛めました。
真一は両親がいないため、絵美子が唯一の肉親と言ってもいいほど。
しかし、その唯一の肉親である絵美子は、真一に金をせびりにきたのです。
自分を小説家の道に進む決意をさせてくれた人が、こんな風になってしまった。
さらに言えば昔は憧れもして、恋心に近い感情だって感じていた女性。
それが今では・・・、となれば真一の心境は容易に想像できるでしょう。
真一は手切れ金と思って、絵美子の言う通りお金を貸しました。
「・・・思えば家族と呼べる人間は絵美子だけだったな」
この時、真一は最後の家族である絵美子との縁を切る決意をしたのでした。
4巻の詳しいネタバレ2:真一の側に居続けるという遥
絵美子との縁を切ることを決意した真一の心は曇っていく一方。
行き場のない感情を酒で満たして、ベロンベロンな状態。
いい大人ですが、これくらいは仕方ないでしょう。
結局、朝帰りを決めました。
帰ってきて家の中で目にしたものは、机に突っ伏して眠っていた遥の姿。
遥の姿を見ただけでホッとした真一は、酒のせいか笑いながら泣くのです。
そんな真一の姿に気付いた遥は真一へ一言。
「わたしが側にいます」
「真一さんがさびしがってる気がするので・・・」
10歳でも精神的には、さらに数歳上であろう遥は真一をこうやって慰めてくれます。
どちらが守られている側なのか、というように自問自答しつつ真一は安堵の気持ちに包まれるのでした。
4巻の詳しいネタバレ3:遥が杉田に告白される!?
小学生組に動きがありました。
杉田が遥へ告白したのです。
でも、それ以降から遥は杉田を避けだしてしまう。
杉田が遥かに告白したのは、自分を意識してもらうためでした。
遥が新一のことを好きなのを知っていましたからね。
ただ、これが逆効果に・・・。
どうしたらいいか。
と、悩んだ末に辿り着いた答えは真一の元へ行くこと。
ガキの色恋沙汰なんて興味無い、むしろ巻き込まれたくない真一は杉田に冷たい一言を浴びせます。
「てめーで考えやがれ」
頼ろうと考えた相手が悪かったと言えばそれまでですが、少々可愛そうですね。
そして、杉田が帰った後に入れ替わりで遥がやってきます。
遥がやってきた理由は夏休みの宿題を手伝ってもらいたいから。
その宿題の手伝いというのが「自由研究」でした。
4巻の詳しいネタバレ4:大垣から「デート」と茶化される
正真正銘デートなんですけどね。
さて、遥の自由研究として科学館へやってきた真一と遥。
遥は完全にデートモード。
「手・・・繋いじゃダメですか?」
一度は振り払ったのですが、周囲の家族連れが繋いでいた。
杉田の相談、もっと子供らしく扱ってやればいいだろう。
それらが織り交ざった感情の末、遥の手を握りしめる真一。
ですが、これが真一の運の尽き。
大垣とサトミに後を着けられており、目撃されてしまったのでした。
4巻の詳しいネタバレ5:真一、もにょる
保護者の天秤のほうが重くなったと思った真一は、遥に母親の元に一緒に行くことを提案。
しかし・・・。
「それは結構です。」
まさかの全力拒否を食らい、もにょもにょとした感情を抱くことに。
さらには、杉田が孤立しつつあって、ちょっと危ない感じも。
あんまり登場してなかった詩子も最後の方に出てきて、やっぱり女か・・・。
と、思わせてくれる話を展開してくれます。
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「これは恋のはなし」4巻の感想
真一としては辛い別れ。
お金の話ばっかりは、ね。
これだけは友達であろうが、肉親であろうがダメなものはダメです。
縁を切る決意は間違っていない、と私は感じましたね。
さて、話は遥へ。
この4巻は全てこのセリフに詰まっていると言っても過言じゃありません。
「私がそばにいます。」
遥が20歳だったら、真一は膝で泣きついていたに違いありません。
でも、相手は10歳なのでそれはできず。
やってたらネットの一部で流行っている「○○ママ」とかになっちゃいます。
冗談はさておき、この遥の言葉で真一の心が晴れたのは間違いありません。
やっぱ、遥は天使ですわ〜。
あと触れておきたいのは杉田でしょうか。
ちょっと、ここまでボコボコだと恋愛にトラウマを持っちゃいそう。
小学生で味わう恋愛にしては、少々高レベルすぎやしないか、と感じています。
大人のフォローが必要とまでは言いませんが、上手く立ち回ってサポートしてあげて欲しい。
下手したら女嫌いになってしまう可能性があるからね。
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