「静寂の花」のネタバレと読んでみた感想についてです。
絵に癖がありますが「おおっ」と思わされました。
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「静寂の花」のネタバレ
主人公の莉桜は心臓病を患っていました。
ある時、誰かの心臓を移植してもらい健康的に過ごせるようになりました。
しかし、この心臓。
実は、誰から提供されたのかが一切不明だったのです。
莉桜が心臓移植を受けてから、少しして徐々におかしな幻覚に蝕まれ始めます。
時折、誰かの声が聴こえるような感覚です。
莉桜は自分の新しい人生が始まったことで、新たな感覚が芽生えたのだろう。
というような形で見過ごしていきます。
ある日、莉桜がランニングに出かけた時に、火事を目にしました。
目にしたと同時に、何かの衝撃が莉桜に走って気絶してしまいます。
そこで頭の中によぎってくるのが、誰かが歩いている音でした。
医師からは心臓手術の経過は順調、と伝えられます。
だけれど、莉桜の中には一抹の不安と共に、それから少しずつ胸が締め付けられる形で夢を見続けます。
ひたひたと誰かが歩くような夢を。
自分の体は、医学的には治ったはず!
なのに、この胸を締め付けられそうかな感覚や、誰かから語られる言葉は一体・・・・?
それと共に、作中で起きる連続放火事件。
そして、莉桜と顔見知りになった刑事が過去に担当し、今でも思い出す「あの事件」とは。
これらが複雑に絡み合い、そして収束していく部分は必見です。
ぜひ貴方自身の目で、物語の結末は確かめて見てください。
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読んでみた感想について
冒頭でも言った通り、やはり絵に癖がある感じです。
70~80年代の描き方に近いですが、線はゴチャゴチャしていないため読みやすい。
ここ最近の綺麗な絵を中心として見ている方でも、スラスラと読めるはずです。
さて、物語についての感想としては全3巻ながら良くまとまっています。
心臓の移植に関しては、すぐに冒頭で気付くのですが、サラッと読んだだけだと忘れていそうです。
事実、私は2度目に見直して気付きました。
ああ、なるほどね、と。
中々、楽しませてもらった作品で、私としては大満足でしたね!
まとめ
話の展開も非常に上手いのと、全3巻でまとまっているため、おすすめできる作品です。
すきま時間などを使ってスマホやタブレットで読んでみてください。
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