「けだものざかり、恋ざかり」のネタバレと感想です。
短編集物で他にも2作品ほど収録されています。
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「けだものざかり、恋ざかり」のネタバレ
「物事を断らない」というとカッコイイですが、実情は断れないだけ。
そんな断れない女の子である犬養つぐみちゃんは、今日もクラスメイトから掃除当番をなすりつけられることに。
いい加減、この癖を治さなきゃ治さなきゃ、と思いつつも生来のものなので、治すのは難しい。
その反面、「いい子」で「優等生」というレッテルも貼られて、当り障りのない学校生活ができているわけですが・・・。
でも、やっぱり不満があるので、構内の一部に住まわせている犬の「しろ」に愚痴る日々。
そんなある日のこと、理事長から「もう1匹ほど飼育を頼みたい」という提案をされてしまいます。
流石に、断りたいなー・・・と思っていた時に、突如上から来客が!
上からの来客者は、入学早々に停学をくらい学校中で噂になった立上獅郎。
そして、理事長はさらりと「立上くんのことよろしくね」なんて呑気に肩たたき。
断れない系女子のつぐみは、無事に立上くんを学校で静かに授業を受けさせ、て手懐けることができるのか!?
手懐けるまでの過程については、ぜひあなた自身で読んで楽しんでみてください。
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感想について
話のプロットとしては面白かったですね。
「ケモノ=獅郎」という図式にしてあって、動物園の飼育委員の様にやっていく感じで。
とはいえ、人間ですので対話をしていくと・・・という流れも王道です。
私としては、設定の言葉遊びに近い感じの部分で勝負あり、と思いました。
その部分で、もう私の中で評価は高かったです。
ちなみに、「けだものざかり、恋ざかり」を読んで、一番気に入った話は最後の短編でした。
「ある」場所に「好きです」なんて書かれたらキュンッとしちゃいます。
もう、その場で泣き出しちゃうかも。
青春っていいな・・・と思う流れでしたね!
まとめ
どうも、話では腕を痛めたりしていたらしいですね。
絵柄は可愛いので、あとは長編に耐えうる設定や内容を描ければ人気の出る作家さんだと思います。
もし、長編(5巻前後)が出たら買ってみようかな、と思える人でした。
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